
映像制作の仕事を始めてから、気づけばもう5年が経ちました。
フリーランスとして2年走り抜け、法人に切り替えてから3年。 必死に現場を駆け抜けてきた感覚ですが、ふと立ち止まると「あぁ、もっと早く気づいていれば……」と後悔に近い感情が湧いてくることもあります(笑)。
今日は、これから映像の道を目指す方や独立を考えているクリエイターに向けて、僕自身の「ちょっと手痛い反省と学び」をシェアしようと思います。
1. 大型機材は「買う」より「レンタル」
映像の仕事をしていると、どうしても物欲との戦いになりますよね。 僕も以前は「現場で必要なら、自分のものとして持っておきたい」と、とにかく何でも購入していました。
でも、今ならはっきりと言えます。 特に大型のライトやライトスタンド類は、レンタルの方が圧倒的に合理的です。
一番の理由は「保管場所」の問題。 自社スタジオを持っていないクリエイターにとって、巨大なスタンドやソフトボックスは、ただ置いておくだけで作業スペースを圧迫する「家賃泥棒」のような存在になりがちです。
さらに、使用頻度の低いカメラやレンズなどにも要注意。 精密機器は使わずに置いているだけでも故障のリスクがつきまといます。

「コア機材」だけを自分の武器にする
僕が現在、「カメラケース1つで小規模案件を完結させる」ために保有しているコア機材はこれだけです。
- ミラーレスカメラ
- 24-70mm(仕事の8割をカバーする万能レンズ)
- 35mm / 50mmの単焦点(質感にこだわりたい時用)
- ジンバル、ビデオ三脚、マイク、NDフィルター、メディアなど
- 300WくらいまでのLEDライト
これ以上の大型機材は、迷わずレンタルショップへ行きます。 僕は24時間営業で価格も手頃なTOC(東京オフラインセンター)をよく利用していますが、ショップによって、放送系が得意なのか映画制作が得意なのかでラインナップの個性があるので、いくつかの店舗とあらかじめ契約しているが良いと思います。


東京オフラインセンター
https://www.toc-net.jp/
とにかくリーズナブルで助かっています。車でピックアップできるのも助かります。

SANWA
https://www.sanwa-group.com/service/camera/index.html
シネマカメラ系のラインナップが多い印象です。
ライティングの練習はどうする?
「練習のためにライトを買いたい」という方もいるかもしれません。 でも今は、3Dシミュレーションソフトで光の回り方を十分に研究できる時代です。

3Dシミュレーションソフト|set.a.light 3D
https://www.elixxier.com/ja/set-a-light-3d/
使いやすくて、実務でも使いまくっているソフトです。
どうしても実機に触れたいなら、クリエイター仲間と協力して、スタジオと機材をシェアしてレンタルするのが一番。 賢く、安く、プロの環境で学ぶのが最短ルートです。
2. 「積み上げるもの」は、1日でも早く始める
これは、今の自分に一番強く刺さっている反省です。
目の前の案件を120%の力でこなす。 これは当然のことですが、その忙しさにかまけて「自社のHP更新」や「SNSの発信」を完全に後回しにしていました。
HPやブログ、SNSは、一朝一夕で成果が出るものではありません。 数年前の自分がコツコツ積み上げてきたものが、数年後の自分を助けてくれる。 いわば「未来の自分への貯金」のようなものです。
僕が今こうしてブログを書いているのも、「あの時始めていれば……」という後悔が背中を押しているからです(笑)。 「忙しくなってから」ではなく、「忙しいからこそ、10分でも土台を作っておく」。 これが、数年後の自分を楽にする唯一の方法だと痛感しています。

3. 結局、仕事は「人とのつながり」でやってくる
どれだけ機材が良くても、技術があっても、仕事の入り口は結局のところ「人」です。
- 丁寧な仕事をすれば、次の紹介が生まれる
- ふとした日常の会話から、新しい案件が芽吹く
こういった縁が、どんな広告よりも強い力になります。 ただ、ここで大事なのは「下心(打算)を持たないこと」。 「仕事に繋げよう」と思って近づくと、相手にも伝わってしまいますし、何より自分が疲れてしまいますよね。
実は僕も、昔は初対面の人と会うのが本当に苦手でした。 「何か喋らなきゃ」と緊張していたんです。
でも今は、「面白い話が聞けたらラッキー」くらいの軽い気持ちで、フラットに人と会うようにしています。 そうすると不思議なもので、肩の力が抜けたところから良いご縁が自然と舞い込んでくるようになりました。

まとめ:過去の後悔は、これからの糧
5年間を振り返ると、もっと上手くできたこともたくさんあります。 でも、その「やっておけばよかった」という経験があったからこそ、今のaxis.としての考え方につながりました。
この記事が、目の前の仕事に忙殺されているクリエイターの皆さんの背中を、少しでも押せたら嬉しいです。
僕もこれからの5年は、もっと良い積み重ねができるよう頑張ります。
では、また!