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2026/02/06

プリプロから現場まで。映像制作でよく使うアプリ

映像制作というと、
どうしてもカメラやレンズといった「機材」に目が向きがちですが、
実際の現場では、アプリケーションに助けられている場面もかなり多いです。

今回は、
僕が映像制作の中でよく使っているアプリケーションを3つご紹介します。

どれも派手なものではありませんが、
プリプロダクションから撮影現場まで、
制作全体をスムーズにしてくれる存在です。

プリプロダクションを支える「Milanote」

Milanote サイトより :https://milanote.com/

まず一つ目は Milanote
これは主に、撮影前の準備段階で使っています。

Milanoteの一番良いところは、
情報を直感的に扱えるところだと思っています。

  • To Doリスト
  • 企画のメモ
  • PDF資料
  • 音源データ(MP3)
  • ムードボード用の画像
  • 参考映像のリンク

こういった情報を、
一つのボード上にまとめて配置できます。

文章、画像、データを
「どう整理するか」を考えなくても、
感覚的に並べていけるのが使いやすいポイントです。

また、作成したボードは
そのままウェブ上で共有できます。
URLを送るだけでチームに見てもらえるので、
共有のために特別な準備をする必要がありません。

見る側も、
Milanoteをインストールする必要がないので、
クライアントや外部スタッフとのやり取りでも重宝しています。

直感的に資料を集めることができます。サイトによってはURLから直接画像を表示させることもできるのが◎

ロケハンの精度を上げてくれる「Sun Seeker」

二つ目は Sun Seeker
太陽の位置を確認できるアプリです。

ロケ撮影では、
「その時間に、どんな光が入るか」が
映像の印象を大きく左右します。

Sun Seekerを使うと、

  • どの方向から
  • どのくらいの角度で
  • 何時ごろに

太陽光が当たるのかを、
事前に把握することができます。

完璧に予測するというより、
「当日はこういう光になりそうだな」と
頭の中でイメージしておけるのが大きいです。

これをやらずに、
感覚だけで逆光や夕景を狙ってしまうと、
時間が合わなかったり、
思ったような絵が撮れなかったりすることも多いです。

iPhoneひとつで使えるので、
コンパクトにロケハンできるのも助かっています。

App Storeより引用 : https://apps.apple.com/jp/app/sun-seeker-tracker-compass/id330247123

アングルの共有をスムーズにする「Cadrage」

三つ目は Cadrage
カメラとレンズを選ぶことで、
その組み合わせの画角をシミュレーションできるアプリです。

ロケハン時に撮影した写真には、
位置情報やアングルの情報が残るので、

  • どこで
  • どんな立ち位置で
  • どんな画を想定していたか

を、あとから整理しやすいのが特徴です。

また、撮影前のミーティングでも活躍します。

実際のカメラを持ち出して
アングルを確認するのは、
時間も人手も必要になりますが、
iPadやiPhoneでCadrageを使えば、

「このカットは、このくらいの引きで」
「ここは、もう少し寄りたい」

と、画を見せながら共有できます。

言葉だけで説明するよりも、
イメージが揃いやすく、
チーム内の認識ズレを減らせると感じています。

App Storeより引用 | https://apps.apple.com/jp/app/cadrage-directors-viewfinder/id793232740

おわりに

今回ご紹介した3つのアプリケーションは、
映像のクオリティを直接上げてくれるものではありません。

ですが、

  • 考える
  • 準備する
  • 共有する
  • 判断する

このプロセスを、
確実に楽にしてくれます。

Milanoteで考えをまとめ、
Sun Seekerで光を読み、
Cadrageで画を共有する。

この流れがあるだけで、
撮影当日の余裕が少し増える気がしています。

映像制作は、
カメラを回す前の時間がとても大切な仕事です。
こうしたアプリケーションをうまく使いながら、
制作全体を丁寧に進めていけたらと思っています。

Posted byMatsushita