
こんにちは!axis.代表の松下です。
映像の仕事をしていると、
技術だけではなく「人との関わり方」や「物語のつくり方」、
そして「現場の感覚」について考えることが多くなります。
今日は、そんな僕の映像人生に影響を与えてくれた本を3冊紹介します。
どれも、いま映像を学んでいる人やこれから始めたい人にも、
きっとヒントになる本だと思います。
① 『人を動かす』 ― デール・カーネギー

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最初に紹介したいのは、デール・カーネギーの名著『人を動かす』です。
この本は、映像の技術書ではありません。
けれど、チームで作品を作る僕らの仕事において、
一番大切な“人の心を理解すること”が書かれています。
撮影現場は、カメラマン、照明、音声、ディレクター、クライアントなど、
多くの人が関わり、ひとつのゴールを目指して動きます。
その中で「人をどう動かすか」ではなく、
「人が動きたくなる環境をどうつくるか」という考え方は、
今も僕の仕事の根っこにあります。
どんなに技術が上達しても、
“人との関わり方”を間違えると良い作品はできない。
そのことを、この本から何度も教えられました。
② 『シナリオ・センター式 物語のつくり方』 ― シナリオ・センター

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映像を仕事にする上で避けて通れないのが「物語の構成」です。
この本は、シナリオを書くための“具体的な手順”が体系的にまとめられています。
「起・承・転・結」という言葉は誰でも知っていますが、
実際に映像の中でどう配置し、どう感情を導くか。
そのプロセスが実践的に書かれているのがこの本のすごいところです。
読んでいくうちに、自分の中で“物語の地図”が見えるようになり、
映像の企画や構成を考えるときにもとても役立っています。
また、映画やドラマを観るときの“視点”も変わりました。
脚本家や監督がどんな意図でシーンを組み立てているかを想像するようになり、
作品をより深く楽しめるようになります。
③ 『映像クリエイターの完全独学マニュアル』 ― リュドック (著), 坂本千春 (翻訳)

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この本は、映像を仕事にしたい人にぜひ読んでほしい一冊です。
機材の選び方から撮影手法、照明、編集、音声など、
小規模な現場で必要な知識がひと通り網羅されています。
僕自身、独学で映像を学んできたので、
当時この本を読んだときは「これを最初に知っておきたかった!」と感じました。
特に印象的だったのは、
“技術よりも、伝える力を磨くこと”の大切さ。
カメラワークや編集の裏には必ず「なぜその画にしたのか」という意図がある。
その意識を持てるようになってから、
映像づくりの精度も、自分の言葉も少しずつ変わっていきました。
おわりに
映像の世界は、技術や感性だけでなく、
人との関わり方、物語の理解、そして現場の工夫がすべて繋がっています。
今回紹介した3冊は、そのバランスを教えてくれた本です。
- チームをまとめる「人を動かす」
- 物語を組み立てる「シナリオ・センター式」
- 現場の基礎を学べる「独学マニュアル」
映像制作に正解はありませんが、
自分の軸をつくるための“良い本”との出会いは、確実に成長のきっかけになります。
もし気になるタイトルがあれば、ぜひ手に取ってみてください。
きっと、あなたの中の“映像観”が少し変わるはずです。
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