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2026/02/10

映像制作でプリプロダクションを大切にしている理由

映像制作の仕事をしていると、
「現場は大変そうですね」と言われることがあります。

確かに、撮影現場は体力も気力も使います。
ただ、個人的には
大変かどうかは、現場に入る前にほとんど決まっている
と感じることが多いです。

現場で起きるトラブルの多くは、事前に防げる

撮影当日に起きるトラブルを振り返ってみると、

  • イメージが人によって違っていた
  • 光の入り方を想定できていなかった
  • アングルやカット割りが曖昧だった

こういったことが原因になっているケースが少なくありません。

逆に言えば、
プリプロダクションでしっかり考えていれば、防げたこと
という場合がほとんどです。

プリプロは「楽をするための準備」

プリプロダクションというと、
手間がかかる、時間がかかる、
そんな印象を持たれがちですが、
僕はいつも現場を楽にするための準備だと思っています。

  • どんな映像にしたいのか
  • どんな光で撮りたいのか
  • どんな画角が合いそうか

こうしたことを、
撮影前にできるだけ具体的にしておく。

そうすると現場では、
「考える」よりも「実行する」時間が増えていきます。

判断が速い現場は、空気がいい

プリプロに時間をかけている現場は、
判断がとても速いです。

「ここはこうしよう」
「いや、さっき決めた案でいきましょう」

迷いが少ない分、
現場の空気も自然と落ち着きます。

結果として、

  • スタッフが動きやすい
  • クライアントも安心して見ていられる
  • 良い意味で余白が生まれる

そんな状態になります。

プリプロは、編集作業も楽にしてくれる

もうひとつ、
プリプロダクションの大きなメリットが
編集作業が楽になるという点です。

撮影前に何も決まっていない状態で撮ってくると、
編集ではまず、

  • 素材を並べる
  • 構成を考える
  • 何を使って、何を捨てるか迷う

という作業から始まります。

これが、想像以上に時間がかかります。

一方で、
プリプロの段階で
「こういう流れの映像を作る」
というイメージが共有できていると、

撮影現場では
必要なカットを、必要な形で撮ることに集中できます。

編集は「組み立て」から「磨く作業」へ

撮影前から作るものがはっきりしていて、
現場でそれをしっかりこなせていると、
編集作業はまったく違うフェーズに入ります。

  • カットをつなげる
  • 流れを確認する
  • そこから、どうすればもっと良くなるか考える

編集が、
「何を作るかを考える時間」ではなく、
「どうすればもっと良くなるかを考える時間」
になる。

この違いは、とても大きいです。

プリプロは、制作全体を楽にする

プリプロダクションは、

  • 撮影前を楽にする
  • 撮影当日を楽にする
  • そして、編集作業も楽にする

制作全体に効いてくる工程だと感じています。

時間をかける価値があるのは、
現場だけでなく、
その後のポストプロダクションまで含めての話です。

おわりに

プリプロダクションに時間をかけることは、
決して遠回りではありません。

むしろ、
撮影も編集も、
制作全体をスムーズに進めるための近道です。

現場を楽にするために、
撮影前にしっかり考える。
これからも、この考え方は大切にしていきたいと思っています。

Posted byMatsushita