
こんにちは、axis.代表の松下です。
今日はこれからカメラを始めたい方に向けて
「カメラとレンズの選び方」についてお話ししたいと思います。
結論から言ってしまうと、
カメラ選びで一番大切なのは スペックでもメーカーでもなく、あなたが“何を撮りたいか”です。
ここが明確になると、機材選びの迷いは一気になくなります。
1. まず最初に考えるべきことは「何を撮りたいか」
カメラ選びは、
“どんなものを撮るのか”が決まって初めてスタートします。
例えば…
- 家族のVlogを撮りたい
→ 軽くてコンパクトなカメラが最適 - 屋内でしっかりした動画を撮りたい
→ 明るいレンズのあるミラーレスが有利 - ポートレート(人物)を撮りたい
→ 標準レンズ+中望遠レンズが理想的 - 風景・スナップが好き
→ 軽めのレンズ・広角レンズが便利 - 動物・スポーツを撮りたい
→ 望遠レンズやAFに強いカメラが必要
「何を撮りたいのか」を知るだけで、
必要な機材は自然と絞られていきます。
2. カメラは“今持っているもの+やりたいこと”から考える
例えば「まずカメラを買わなきゃ」と考える方が多いのですが、
実は スマホで十分始められるケースもあります。
- すでにスマホで撮っているならそのまま続けてもOK
- 手持ちの古いカメラでも、撮り方次第で作品になる
- 本当に必要になったときにステップアップすれば良い
「憧れの機材を揃える」よりも、
1回でも多くシャッターを切る方が上達への近道です。
3. レンズ選びの基本は “画角” と “目的”
初心者こそレンズ選びで迷いますよね。
でも、こちらも目的で明確になります。
家族・旅行・日常 → 標準ズーム(24-70mm前後)
1本で何でも撮れる万能選手。
ポートレート → 50mm / 85mm
背景が自然にボケて人物が引き立ちます。
風景・街 → 24mm / 35mm
広い画角で空気感が写りやすい。
動物・スポーツ → 70-200mm以上
遠くの被写体も迫力ある画に。
“自分がどう動くか”と“被写体との距離”を考えると、
必要な画角が自然と決まってきます。
4. スペックは“必要な分だけ”で十分
初心者ほどスペックに振り回されがちですが、
必要以上に気にする必要はありません。
4Kは仕事や本気の作品向け。
→ 家族動画やVlogならFHDで十分綺麗。
データも軽くて編集しやすく、経済的。
4:2:2 10bit や Log収録は“色にこだわりたい人だけ”
→ 初心者が無理に触ると逆に画が破綻しやすい。
必要になったらステップアップでOK。
フルサイズは高画質だが重くて高い
→ APS-CやMFTは軽くて安い。撮影頻度が増える=上達が早い。
スペックに溺れず、目的に必要な機能だけ選ぶ。
これが無駄のない機材選びのコツです。
5. “賢い買い方”は「購入価格 − 売却価格 = 使用価格」で考える
ここは多くの初心者が見落とすポイントです。
僕自身、カメラやレンズは基本 中古で購入し、
使わなくなったら メルカリや中古カメラ店で売っています。
これが本当に合理的で、
8万円で買って → 半年使って → 6万円で売る
実質 2万円で半年使えた計算。
新品で高額な機材を買って“なんとなく満足”するより、
いろんな機材を実際に触って経験した方が圧倒的に成長します。
6. カメラ本体より“撮る体験”に投資するのが大事
これは僕が映像を続けてきて強く思うことですが、
本当に価値があるのは 機材ではなく体験です。
- 好きな人を撮る
- 家族の何気ない瞬間をVlogにする
- 海や街を歩きながらスナップを撮る
- 自分の視点を残す
- シャッターを切る楽しさに触れる
これらは、どんな高いカメラよりもあなたの感性を磨いてくれます。
7. レンタルという選択肢も“めちゃくちゃアリ”
毎日使うようなものでなければ、
レンタルで試すという選択肢も本当におすすめです。
- 高額な機材を買う前に試せる
- 必要な時だけ使える
- ミスが少ない
- 買って後悔するリスクがゼロ
特にフルサイズの高級レンズは、
まず1日レンタルして使ってみるのが一番賢い選び方です。
まとめ|“やりたいこと”がブレない人は強い
カメラ選びは一見難しそうですが、
本質はとてもシンプルです。
✔ 何を撮りたいかを明確にする
✔ 手持ちのもの+目的で必要な機材を判断
✔ スペックは必要な分だけ理解すればOK
✔ 中古で買って、不要になれば売る
✔ 体験にこそ価値がある
✔ レンタルという選択肢もアリ
これさえ押さえていれば、
あなたに最適なカメラとレンズは自然と見つかります。
そして何より、
機材に迷うより、1回でも多くシャッターを切る。
これが上達への一番の近道です。
では、また!