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2025/11/23

カメラ・レンズの選び方|“あなたの撮りたい”が一番の正解です

こんにちは、axis.代表の松下です。
今日はこれからカメラを始めたい方に向けて
「カメラとレンズの選び方」についてお話ししたいと思います。

結論から言ってしまうと、
カメラ選びで一番大切なのは スペックでもメーカーでもなく、あなたが“何を撮りたいか”です。

ここが明確になると、機材選びの迷いは一気になくなります。

1. まず最初に考えるべきことは「何を撮りたいか」

カメラ選びは、
“どんなものを撮るのか”が決まって初めてスタートします。

例えば…

  • 家族のVlogを撮りたい
    → 軽くてコンパクトなカメラが最適
  • 屋内でしっかりした動画を撮りたい
    → 明るいレンズのあるミラーレスが有利
  • ポートレート(人物)を撮りたい
    → 標準レンズ+中望遠レンズが理想的
  • 風景・スナップが好き
    → 軽めのレンズ・広角レンズが便利
  • 動物・スポーツを撮りたい
    → 望遠レンズやAFに強いカメラが必要

「何を撮りたいのか」を知るだけで、
必要な機材は自然と絞られていきます。

2. カメラは“今持っているもの+やりたいこと”から考える

例えば「まずカメラを買わなきゃ」と考える方が多いのですが、
実は スマホで十分始められるケースもあります。

  • すでにスマホで撮っているならそのまま続けてもOK
  • 手持ちの古いカメラでも、撮り方次第で作品になる
  • 本当に必要になったときにステップアップすれば良い

「憧れの機材を揃える」よりも、
1回でも多くシャッターを切る方が上達への近道です。

3. レンズ選びの基本は “画角” と “目的”

初心者こそレンズ選びで迷いますよね。
でも、こちらも目的で明確になります。

家族・旅行・日常 → 標準ズーム(24-70mm前後)

1本で何でも撮れる万能選手。

ポートレート → 50mm / 85mm

背景が自然にボケて人物が引き立ちます。

風景・街 → 24mm / 35mm

広い画角で空気感が写りやすい。

動物・スポーツ → 70-200mm以上

遠くの被写体も迫力ある画に。

“自分がどう動くか”と“被写体との距離”を考えると、
必要な画角が自然と決まってきます。

4. スペックは“必要な分だけ”で十分

初心者ほどスペックに振り回されがちですが、
必要以上に気にする必要はありません。

4Kは仕事や本気の作品向け。

→ 家族動画やVlogならFHDで十分綺麗。
データも軽くて編集しやすく、経済的。

4:2:2 10bit や Log収録は“色にこだわりたい人だけ”

→ 初心者が無理に触ると逆に画が破綻しやすい。
必要になったらステップアップでOK。

フルサイズは高画質だが重くて高い

→ APS-CやMFTは軽くて安い。撮影頻度が増える=上達が早い。

スペックに溺れず、目的に必要な機能だけ選ぶ。
これが無駄のない機材選びのコツです。

5. “賢い買い方”は「購入価格 − 売却価格 = 使用価格」で考える

ここは多くの初心者が見落とすポイントです。

僕自身、カメラやレンズは基本 中古で購入し、
使わなくなったら メルカリや中古カメラ店で売っています。

これが本当に合理的で、

8万円で買って → 半年使って → 6万円で売る

実質 2万円で半年使えた計算。

新品で高額な機材を買って“なんとなく満足”するより、
いろんな機材を実際に触って経験した方が圧倒的に成長します。

6. カメラ本体より“撮る体験”に投資するのが大事

これは僕が映像を続けてきて強く思うことですが、
本当に価値があるのは 機材ではなく体験です。

  • 好きな人を撮る
  • 家族の何気ない瞬間をVlogにする
  • 海や街を歩きながらスナップを撮る
  • 自分の視点を残す
  • シャッターを切る楽しさに触れる

これらは、どんな高いカメラよりもあなたの感性を磨いてくれます。

7. レンタルという選択肢も“めちゃくちゃアリ”

毎日使うようなものでなければ、
レンタルで試すという選択肢も本当におすすめです。

  • 高額な機材を買う前に試せる
  • 必要な時だけ使える
  • ミスが少ない
  • 買って後悔するリスクがゼロ

特にフルサイズの高級レンズは、
まず1日レンタルして使ってみるのが一番賢い選び方です。

まとめ|“やりたいこと”がブレない人は強い

カメラ選びは一見難しそうですが、
本質はとてもシンプルです。

✔ 何を撮りたいかを明確にする

✔ 手持ちのもの+目的で必要な機材を判断

✔ スペックは必要な分だけ理解すればOK

✔ 中古で買って、不要になれば売る

✔ 体験にこそ価値がある

✔ レンタルという選択肢もアリ

これさえ押さえていれば、
あなたに最適なカメラとレンズは自然と見つかります。

そして何より、
機材に迷うより、1回でも多くシャッターを切る。
これが上達への一番の近道です。

では、また!

Posted byMatsushita