
こんにちは!axis.代表の松下です。
今日は僕の好きなことの一つ『写真を撮ること』について書いていこうと思います。
カメラを使う仕事にしていると、よく聞かれることがあります。
「普段からカメラを触っているのに、休みの日まで写真を撮るの?」
答えはいつも同じで、「写真が好きだから」。
それだけなんです。
仕事としての映像制作は、もちろん楽しいです。
クライアントの方と一緒に想いを形にして、見てくれる人に届ける。
その責任感や達成感は、何にも代えがたいものがあります。
クライアントワークとは違う「自由」
でも、趣味の写真には、それとはまったく違う自由さがあります。
誰に見せるためでもなく、ただ「自分がいい」と思った瞬間を撮る。
構図も、露出も、正解なんてない。
街を歩きながら、光や影、通りすがりの人、何気ない風景にカメラを向ける。
そういう時間が、僕にとってはとても貴重なんです。


ストリートフォトを続ける理由
僕がストリートフォトを撮り始めたのは、カメラを買ってすぐの頃でした。
その頃からやっていることは、今も何も変わっていません。
街を歩きながら、ふと立ち止まり、
光が差し込む瞬間や、誰かの後ろ姿、
街のノイズや風の匂いまで、
気の向くままに、シャッターを切る。
ストリートフォトは、日常の中にある当たり前の風景をあえて切り取る行為だと思っています。
見慣れた光景を気楽にパシャパシャと撮る。
誰にも気づかれないような事を、誰にも求められていないような写真をただ撮る。
こんなに自由な創作の時間は贅沢だなと感じています。
仕事の現場とはまったく違う視点で、
カメラを純粋に楽しめる時間です。
そして不思議なことに、
そうして遊びのように撮っている時間こそ、
気づけばスキルが伸びている気がします。
露出や構図、瞬発力。どれも仕事の撮影に繋がっていると感じることも多いです。

家族や友人を撮ること
ストリートフォトとは別のベクトルで、
僕は家族や友達を撮ることも好きです。
何気ない会話、笑い声、食卓の光。
そういう瞬間を残しておけるのが写真の良さだと思っています。
記憶というのは曖昧で、時間とともに薄れていくもの。
でも、一枚の写真さえあれば、
またその時の話をしたり、あの瞬間を思い出せる。
写真には、時間をつなぐ力があります。
それはどんな作品よりも、僕にとっては大切な記録です。









写真を撮り続けるということ
仕事でカメラを握るときも、
趣味でカメラを持ち出すときも、
僕の中にある感覚はどちらも同じです。
「撮りたい」と思う瞬間に素直でいたい。
誰かに求められて創る作品も、
誰にも見せない作品も、
僕にとってはどちらも“自分を表現する手段”です。
だから、これからも写真を撮り続けます。
趣味として、記録として、そして自分を整える時間として。
カメラを持って歩く、その行為自体が
僕にとっての『好きなこと』なのです。