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2025/10/06

動画を始めるなら揃えたいアイテム5選

こんにちは!axis.代表の松下です。

今日は映像を仕事にしていると、結構な頻度で聞かれる、
「動画を始めたいけど、何を揃えればいいの?」
この質問にお答えを書いていきます。まずこれだけあれば安心!という5つのアイテムを紹介します。

僕自身もこの順番で少しずつ機材を揃えていきましたが、今振り返っても「やっぱりこの5つは欠かせないな」と思います

1.カメラ(+レンズ)

カメラを選ぶときは、「自分が何を撮りたいか」で考えるのがおすすめです。

海やマリンスポーツなど、迫力あるレジャー映像ならGoProのようなアクションカメラがいいと思いますし。気軽に始めたいならスマホなどでも十分綺麗に撮れますし、ポケットに収まる小型カメラ「Osmo Pocket」なども便利です。

一方で、背景のボケ感や質感にこだわりたいならミラーレス一眼。レンズ交換ができるので表現の幅がぐんと広がります。

僕自身、最初に買ったのはGoPro Hero7でした。
旅や遊びの記録を撮るには最高でしたが、そのうち「もっとおしゃれな雰囲気の動画が撮りたい!」と思い、次にミラーレスカメラを購入しました。(当時住んでいたオーストラリアのカメラショップで下手くそな英語で値引き交渉していたのが今では良い思い出です。頑張った甲斐があって少し安く買えた記憶があります。)

そこから本格的に映像制作の楽しさにのめり込んでいきました。

カメラは普通に考えれば、高い買い物なので「自分はどんな物を撮りたいのか、どんな動画を作りたいのか」これを意識すれば高い買い物で後悔が少なくなると思います。

弊社では、小型のミラーレスカメラやシネマカメラなどをプロジェクト毎に適したものを選択しています。

2.SDカード

撮影に欠かせないのがカメラに挿入するSDカード。
ここで大事なのは 「必ず有名メーカーを選ぶ」 ということです。
通販で売られている激安のカードは、不具合やデータ消失の原因になることもあります。
僕は最初からSanDiskのSDカードを使っていました。他にも信頼できるメーカーはたくさんあるので、少し調べてみるだけで、良いのが見つかると思います。
激安の物より少し値段は張りますが、安心して撮影に集中できるのはやっぱり大きなメリットです。

SanDiskやPROGRADE、Lexarなどの信頼できるメーカーのものを使用しています。

3.マイク

動画を撮影していると、「どうやったら、上手く撮れるんだろう、、、、、」と考えがちですが、
写真と動画の大きな違いは、音があるか無いかもポイントです。
軽視されがちですが、「動画のクオリティは音で決まる」と言っても過言ではありません。

カメラ内蔵のマイクでも撮れますが、環境音が大きすぎたり声が聞き取りにくかったりすることが多いんです。

僕が最初に買った外部マイクは Rode VideoMic Pro+。当時はかなり高価に感じましたが、趣味から仕事に変わった今でも現場で活躍してくれています。そう考えると、すごくコスパの良い買い物だったなと思っています。

マイクは高いものから安いものまで、たくさんの種類があって選ぶのが難しいですが
初心者の方はまずはマイクを付けてみるとどう変わるかを感じていただければ充分では無いかなと思います。
マイクを付けるか、付けないかそれだけで大きくクオリティが変わるのが音だと思います。

カメラに載せるだけなのでセッティングも簡単です。
後ろから見るとこんな感じ

 4.三脚(ミニでもOK)

手ぶれを抑える道具といえばyoutubeなどではジンバルが有名ですが、僕はまずは三脚を押したいと思います。
という自分は最初にジンバルを買っていましたが、、、笑

ジンバルを使うのはもちろん楽しいのですが、
今振り返ると「まずは三脚で構図を固定する練習」をしておけばよかったなと思っています。
それには理由があって、初心者が陥りやすいのが「なんとなくカメラを動かしてしまう病」です。
僕も動画を撮り始めの頃から無闇にカメラを動かしていて、その動画を見た母から「なんか酔いそう、、、」と
最高に辛辣なフィードバックをもらった事があります。

ここでは、詳しく書き出すと長くなってしまうので割愛しますが、カメラを動かすときは何かしらの意図があって動かさないとすごく安っぽくなってしまうというところを注意してもらえたらと思います。

三脚は、映像を安定させるだけでなく、「どういうフレームで見せたいか」を考える練習になるんです。
大きな三脚じゃなくても、テーブルに置けるミニ三脚から始めれば十分。構図を決めて固定する力がつくと、カメラを動かす撮影もぐっと上手くなります。

三脚も写真用や動画用、カーボンorステンレスなど様々なタイプが販売されています。

5.NDフィルター

最後にちょっとマニアックですが、NDフィルターはぜひ揃えてほしいアイテム。
簡単に言えば、カメラ用のサングラスのようなものです。

屋外で撮影すると光が強すぎて、映像が白っぽくなったり、シャッタースピードが速くなりすぎてカクカクした映像になったりします。NDフィルターを使えば光を抑えて、映画のような自然なブレ感のある動画を撮ることができます。

僕が特におすすめするのは「バリアブルNDフィルター」。濃さをダイヤルで調整できるので、一枚持っていれば日中の撮影でも安心です。

わかりやすく言うと濃度を変えられるサングラスのようなものです。
濃ゆい時(遮光率が高い)
薄い時(遮光率が低い)

まとめ

カメラ、SDカード、マイク、三脚、NDフィルター。

僕自身、最初はYouTuberの動画を見ながら少しずつ機材を揃えていきました。

どのアイテムも、最初から完璧に揃える必要はありません。

でもひとつ言えるのは――
機材より大切なのは、実際にカメラを持って色々なものを撮ってみること。

どんなに良いカメラやマイクを持っていても、撮影しなければ上達しません。逆に言えば、スマホひとつでも、毎日撮っていれば確実に腕は上がっていきます。

だからこそ、まずは手元の道具でどんどん撮ってみてください。その積み重ねが、機材以上にあなたの映像を豊かにしてくれるはずです。
これから動画を始める方にとって、この5つのアイテムがきっと良いスタートになると思います。

では、また!

Posted byMatsushita